「ある日突然、全バンドで送受信ともできなくなった。表示は普通にしている」という症状とのことで、サービスマニュアルに沿って順に追ってみました。
ところで、サービスマニュアルの入手についてはJF3DRI西村さんに助けていただきました(TNX!)。輸出機ではIC-765となるということを知らなかったもので(^^;
実は、最初のうち弱いながらも受信できていたので大きな回り道をしてしまったんですが、そのうちぷっつりと受信しないようになり、大元のVCOがおかしいらしいと判明。しかし、ご覧のような半田づけに拒まれてなかなかご対面できません。こりゃメーカさんもお断りになるはずだわ…写真は外し途中、ちょっと諦め気分入ってます。
といいつつ、なお大きい半田ごてと吸い取り器で格闘するうち、半ば奇跡的に無傷でご対面…と喜んだのもつかの間、残念ながらまたまたアクセスを拒まれてしまいました。青い色した怪しい物体が見えるな、まぁとりあえず当たれるところだけでも電圧チェックしてみるか…と通電してみたら、なんと正常動作に戻っているではないですか。少々衝撃を与えても何ともありません。全部元に戻して確認してみたのですが、送受ともバッチリ。
こういうの困るんですよね…急冷材とドライヤで熱的なテストをしてみますか。とりあえずしばらく動かして様子を見てみます。
ハンドパワーですか?!流石です!素晴らしい!!エクセレント!!!
青い怪しい物体は、タンタルコンデンサでしょうか?それともコイル?
ハンドパワーすごいです。
澄川さん:いえいえ、単に基板を外さずそのままの位置でやろうとズボラしたのでやりにくかっただけのことでして、しかも電動の吸い取り器を使ってますので全然ハンドパワーではありません(^^;
大前さん:タンタルコンを見るとそれだけで拒否反応を起こしてしまうのは行き過ぎでしょうか(^^; しかも今回の症状はこれの短絡モードではないでしょうし。
ところで、この部分が冷めたら見事症状が出ました。また記事にさせていただきますが、さすがに東北の某ドクターのような「VCO? ダメなら作っちゃえ」ってなことまではできませんのでHi さてどうなりますか。
こんばんは。(後出しながら)今朝、この記事を拝見して、これは再発するんやないか、と思ったのですが、残念ながら予想通りになってしまったようですね。
基板をビスで固定しているときには、基板が一定の方向に反ってテンションが掛かり、たぶん、ハンダクラックを起こしてどこかが断線しているのだろうと思います。
もちろんそれ以外の原因もありますが、暖まって直って冷めれば発生するのでしたら、やっぱりハンダクラックだろうと思います。コネクタ回りを中心にシールドケースの内外を再ハンダすれば直ると思います。
最近、FT-707というずいぶん古いトランシーバのデジタル表示が急に変な表示になり、調べたらカウンター部分の入力のコネクタがハンダクラックしていて、再ハンダですぐ直りました...
涼しくなってきたので、ようやく色々いじってみたいシーズンになりましたね。
この類の故障は厄介ですね。直ったよと返却すると、またダメ。我が家に来るとOK。時々あります。
写真を見るとセラミックトリマがありますが、これの接触不良も結構あります。できれば取替えをお勧めします。
頑張ってください。
β教粗さま:早速ありがとうございます。次の記事のネタがばれてそうですね…(^^;
松浦さん:いやホント、出たり出なかったりは困りますね。今回のはお陰さまで症状が確実に出るようになったのでヤレヤレなんですが、まだ楽しませていただいてます。トリマについても次の記事で触れようと思っていたんですが、可変範囲がかなり広くてクリチカルなんですよね。これはちょっと…という感じですが、でも余計なことせず同容量のものに取り替えるべきなんでしょうね。物色しておきます。
ボクもタンタルコンデンサには最近拒否反応を示します。
というか今時はタンタルなんで使いませんよね。それだけ完成度の低いコンデンサなんだと思います。
で、ボクならまずあちこちドツイテみます。野蛮やねー
ここはついでにケミコンに入れ替えとこかな。それと、さすがに預かりものですのでドツくのは差し控えております(^^; が、軽いショックを与えるのはヒントを得る手段ですもんね。
ドツくといえば我が家のメイン機、起動時にドツいてやらんと目覚めないことがたまにあったのを思い出してしまいました。