八重洲ワールドクロック 1の2


 この時に修理したものの再修理です。

(←の写真は完了後に撮影したもの)


 前回からもう丸10年にもなるんですねぇ。その間何度か引っ越したりしたこともあってか、ずいぶん前からまた世界時刻表示用リングが回らなくなってました。

 原因は前回同様、こちらのギヤの軸です。ただし今回は折れかけているようで、ほとんどギヤが噛まない状態。


 そこで、センターがずれないよう注意しながら軸に穴を開けて、ビスナットを通しました。

 場所の関係で長さが限られるのでナットのロックができません。仕方がないので接着剤で回り止めしました。それと写真では赤い線が変なところを通ってしまってますが、あとで気づいて修正しました。


 こちらは反対側、変なところにピントが合ってますがお許しを(^^;

 実はこの状態では円板に当たってしまうので、このあとビスの頭をヤスリで削りました。厚みを薄く、そして中心側を少し斜めにカット。頭を異形にしたので、こちらも接着剤で回り止めしてあります。


 ところでその円板、ご覧の通り黄ばみがひどいので


 例によって漂白。三日かけてこれくらいまでになりましたが、完全には戻りませんでした。もう少し待てばいいのかも知れませんが、ばらしたまんまいつまでも置いておくのも嫌なので妥協しました。あんまり時間が経つと組み方を忘れたりしそうですし(^^;


 あとはいつもの通り、プラスチック・クリーナで軽く外装の手入れ。上半分は施術前、下半分は軽く磨いた状態。


 数回ささっと磨いて拭き取るだけで、この状態。ピカールみたいに臭いませんし、手軽でいいですね。


 というわけで、久しぶりにリングが動くのを見ました。無線ではあまり使う機会はありません(ラグチューをしない)が、メールを書くときなんかに重宝しそうです。いや、PCがあればそっちを見れば済む話なんですが…

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2015年7月 5日(日) 20:15に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「RP-207 2の1」です。

次の記事は「LOTTORP 1の1」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。