過去にもフォトカプラがキーイングしなくなった時、隣の(使ってない)チャネル用のものに差し替えたら動くようになったので、現場ではそうやって乗り切り、帰宅してから予備側にも新しいのを差したりしてたんですが、今回は現場で差し替えてみてもダメ。そもそもそんなにしょっちゅう壊れるもんなんかな? なんにもしてないのに? と思いつつ、前回壊れた時に出力側に、保護のおまじないで逆向きのダイオードをひっつけてあったんですが。
で、今回の現場には部品やハンダごてどころかテスタすら持っていってなかったので、これの使用を諦めてリグ内蔵のキーヤとメッセージ機能で乗り切ったわけですが。帰ってきてから調べてみたら、どうも元からフォトカプラをしっかりONにし切れてないみたい。新しいのを差してみても同じなんです。それで、とりあえず絶縁を諦めて、写真のようにトランジスタを半ば無理矢理に(Hi)突っ込んでお茶を濁しておりました。(左側がそれ。右側は未使用チャネル、予備のフォトカプラ)
ところが、上述の通りある方から助け船。『某所で頒布されてるあるインターフェイスでも同じような不具合があって、フォトカプラの手前にトランジスタを一つ入れろって改善情報があったよ』と教えて下さる方が現れ、さらに別の方が『そもそもこれらのマイコンのポートは、フォトカプラをフルドライブできるほど電流を取り出せるようにはなってない』と!! いやー、ちょっと抵抗を小さくしても電流が増えないなとは思ってたんですが、素人ですね…そこまで頭が回りませんでした(^^;
それで、「とりあえず」ほぼ空中配線状態で
ドライブ用のトランジスタを直前に挿入してみました。
…ところが、これでもまだすっきり解消とはいかず、完全なONにならないんですよね。いや、賢明な方々ならもうお分かりでしょう。これ、入手時に高圧キーイング対応のタイプを選択してた(*)んですが、要するに大は小を兼ねない、高耐圧のフォトカプラの出力側はVCEが高めなのでこういうことになる、というのも上記指摘をいただいた方からのコメントですがまさにその状況なんでしょう。なんやかんやで、動いてた時もたまたまだったということのようで。
(*)11/4追記 : これ完全な思い違いでした。入手時の記事を読み返してみたら、どうも購入したのは高圧用ではなかったようです! ということは、なんも考えずにフォトカプラだけ高圧タイプに差し替えてたってこと? いやー、全く記憶にないです(^^;; ひょっとしてこれも一因かも。でも基板を見てみたら、使われてる抵抗値が図面のとどっちも違うんですよねぇ。それに差し替えたとしても当初からですし、何よりそれだけ別に手配した記憶もないです。うーん…
今のところこれを真空管機につなぐことはないので、山の中から発掘した低圧用の(というか普通の)フォトカプラを差しておくことにしました。これで机の上ではちゃんとキーイングするようになっています。
年に数度くらいしか使わないので、何かあっても対処がなかなかです(^^; 今月末に出番があるんですが、もしダメだったら手打ちでもいいか、なんて考えてますからよけいあきませんね。ともあれ、情報やアドバイスを下さった皆さんに感謝です!
ところで今入手できるものにはフォトMOSリレーが使われているようで、高圧・低圧の区別は設定されていない模様です。
こんにちは
うちのWinkeyはキットじゃなくチップのみ購入で作ったやつなんですが,特にキーイングで困ったことはありませんでした.
カップラにはTLP-521-2を使いました,ランクは..記憶になし^^;
情報ありがとうございます。TLP521といえば一般的なフォトカプラのようですね。やっぱり大は小を兼ねない、というなんでしょうか…例によって不勉強でした。
元来PICのポートは10mAも流せるようになってないんだそうで、その割に世間のはどれもこうなってるんですが、たまたま動いてるというかマージンが大きいというか、ちょっと不思議ですね。
16F688のMaximum output current sourced by any I/O pinは25mAですね.
私の場合は受光部へ1kΩでつないでますから,LEDのVfが1.3Vとして流れてるのは4mAぐらいでしょうか.
TLP521はそれぐらいでも飽和するんじゃないかなと思ってましたが..(CWのスピード程度なら)
再びありがとうございます。今さらですが僕も見てみました。なんかソフト的なことが中心に記載されてて見づらいですね(^^; そして確かに、シンクもソースも最大25mAって書かれてますね。
情報をいただいた方のお話では、電圧によって取り出せる電流は変わってくるとかいうお話だったような。データシートにはそれらは載ってない(? 探せてません)みたいですし、僕の聞き間違いかも知れません。スミマセン。
フォトカプラについても、動作例として10mA流してるのが多いように感じただけでして、現状問題なければそれに越したことはないと思います。僕も4mAも流してれば動くでしょ、みたいに今までやってきましたので。
実は今回の個体、よくよく考えてみたら「接続するPCによって不調になったりならなかったり」というような状況かもと気づいたんです。再現させてないので定かではないんですが、そんな話をしましたら本記事のような話題につながっていったというわけでして、電圧や温度など微妙なところで悪さしてるというようなことがあったのかも知れません。
25mAってのは最大定格なので,通常のCMOSロジックを考えるとVCC5Vで4〜5mAぐらいがいいところかもしれませんね.
そうですね、やっぱりそのあたりを目標にしてしまいますね。それと、こうなってきたらシンクで使う方が多少有利にも思えてきます。まぁ自分でプログラムから作ることはまずあり得ないんですがHi
ところで、某所で「CMOSの出力をシンクで使うなんて抵抗ある」って言いましたら、『いつの話や』と返されてしまいました(^^;;