電界強度の測定

 る目的で標題の真似事をしようと思うんですが、アンテナのビームパターンなどのような相対的評価ならまだしも、ある程度の絶対値を得ようとするととたんに難易度が上がってしまいます。


 そこで、手持ちの中である程度信用できそうなSSGを利用すべく、こんな感じでできないものか考えてみました。

 以下、分数やルートを扱えるエディタ環境の用意が面倒なので、手抜きして汚い手描きが続きますがご容赦いただければ(^^;


 果たして、この計算が合っているのかどうか…

※0 : 微弱無線局の規定 (https://www.tele.soumu.go.jp/j/ref/material/rule/)
※1 : 受信アンテナの出力電力Pr[dBm]から電界強度を計算する方法について (https://www.emc-ohtama.jp/emc/doc/013_emc_reference.pdf)
※2 : 電圧・電力のデシベル換算表 (https://keisan.casio.jp/exec/system/1346748820)
※3 : デシベル計算 (https://tomari.org/main/java/db.html)


 今回、受信用アンテナのゲインをざっくり-5dBiとしてみましたが、試しにダイポールだったらどうなのかがこちら。

 今回とりあえず同軸やコネクタその他のロスを0dBとしてますが、あっても2dBまででしょう。そして計算としては、アンテナのゲインが上がると受信機側での信号強度も上がるという、当たり前の結果が出ているので…計算の方向としては合ってそう(?)。

 手元の機器の誤差も含め、これらの数値を余裕で下回っていればokと言えるのではないかと考え、いざ測定。


 こちら、44dBμV

 ちなみに、この手の目的にFRG-965は完全な選択ミスですね。Sメータの指示がかなりいい加減です。まぁ比較にはさほど支障ありませんが、大人しく目の前のTS-590にしておくべきでした。


 それはそれとして、こちらが測定対象の電界強度。これならまず文句なしでしょう(計算が合ってるなら)。

 ちなみにこれがどの程度なのかSSGと比較しながら見てみたら、33dBμVあたりでしたので、余裕も充分ありそう。対象機のアンテナは形状がいろいろ変わるのですが、めいっぱい伸ばして(一番効率が良くなりそうな形状にして)これでしたので、その点でもまあまあ安心です。

 これ、もっと厳密にいくなら公的な機関でお墨付きをもらうという方法があるようなのですが、一台数万円の費用がかかるとのこと…そこまでするならディジタル簡易無線機を使う方がいい(しかも我が家にはすでに2台、登録済みのものがある)以上、却下ですね。

 今回なんでこんなことをしたのかについては、また後ほど別記事にて。って、周波数などである程度はバレてそうですが(^^;

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このページは、ji3kdhが2019年10月 6日(日) 15:20に書いた記事です。

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