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 電界強度測定の真似事をしてみたのは、標題や写真のこれ(2台あります)をどうにかして有効活用できないかと思ってのことでして。


 といいますのも我が家の息子たち、いろんな事情があるのは分からないでもないんですが、日ごろから部屋越しにしゃべってまして結構やかましいんです。それで、最初はSkypeでもとも思ったんですが、それはそれでまたいろいろと問題もありそうですし…で、こちら方面を考えることに。
 しかし、彼らが資格を取って局を開設するのもたいがいハードル高いですが、そもそもこの手のセットが今さら現行のスプリアス規定を満足するはずもなく。いや、満足しているかの確認や手続きが非現実的という方が正しいかな。かといって、それだけのためにディジタル簡易無線ってのも大げさですし。
 で、ひょっとしてこれを微弱無線局にしてしまえばええんやないの? との考えに至りまして。

 本来は終段(2SC380×1)の動作を下げるなりバイパスするなりするべきなんでしょうけど、今回はヘッドセット内に仕込まれているローディングコイルに着目。これを撤去してしまえばどうなるのかな、と。


 今では中古でしか入手できないこれらの個体。さすがにどんな経緯でやってきたのか分からないものを子供たちに使わせるわけにはいきません(過保護? Hi)。それで、元々のヘッドセットを取っ払ってしまい、市販のPC用ヘッドセットを接続するようにしてみます。アンテナは、試しに(市販のポケットラジオなどにならって)接続したヘッドセットのコードそのものを利用してみましょう。

 最初はこれらをなんとか筐体内に収めようと頑張ってみたんですが、残念ながらスペースがなくてフタを閉められません。


 そうそう、少し話は戻りますが。最初バラックで試運転したときに、どうも送受切替がスムーズにいきませんでした。最初はそういう個体かなと思ってたんですが、よくよく考えてみればこれ、省電力とはいえコードを送受アンテナにすることによる、立派なコモンモード障害では?

 それで、ジャンク箱の中からこの時のものと思われる残骸を発掘。さらっと計ってみたら3ターンで数kΩと出ましたので、これを使ってみることに。


 そのようなわけで、早速余ってるケースに収めてみます。トロイダルには2回しか巻けませんでしたが、まぁいいでしょう。


 ちなみにマイク・ヘッドホンの両方とも、ステレオ・モノラルどちらでも使えるよう抵抗を入れました。


 この状態で電界強度測定(の真似事)。送受切替の違和感がなくなったことも含め、うまくいってますので


 2台目も製作。


 早速喜んで使ってた子供たちですが…3日後には放置状態(^^; いわくPTTを押すのが面倒、VOXが不自然、ザーザーいう(スケルチ不良?)…

 かくなる上は、同時通話の方法を考えねばならないようです。さてさて、どうしましょうか…

コメント(2)

安直に考えますとBC帯とFMのクロスバンドでワイヤレスマイクとかHi

そうですねぇ、あんまり需要なさそうなので安直にいくべきかもですね。その例でしたら76の少し下と108の少し上などの選択が良いかも。
 でも…一から作るとなると、とたんに面倒に感じてくるという(^^;;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2019年10月19日(土) 19:40に書いた記事です。

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