FRG-965 1の2


 さらそれ? といわれそうですが(^^; 実はこれからやろうとしてることそのものもまた「今さら」でして。


 入手以来、たまにエアバンドを聞くくらいしか出番のない本機。たとえ最終的には処分することになるにしても、なんか一ひねり欲しいなと思いながらwebを徘徊していましたら…面白そうなこちらを発見。さらに記事中で紹介されているコンバータ・キット、ありがたいことに今でも頒布していただけるとのことでしたので、なくならないうちに注文…したのがなんと去年の7月! (^^; 僅か4日で手元に届いてたんですが、なんやかんやで今まで手つかずのまま延び延びになってしまっておりました(実はこれ、ほぼ当初の想定通り)。

 満を持して(?)取り出してみたところ。数字では分かってたんですが、この大きさ(小ささ)…手前の爪楊枝と比べていただければ。


 先に製作なさった方々のレポートにもありますが、これは丁寧すぎる! 素晴らしいですね。ある程度ルーチン化していらっしゃるんでしょうけれど、それにしたってこれは手間かかってますよ。ありがたいことです。


 主要部品の搭載完了。タイムスタンプによれば、ここまでで2時間弱だったようですが…この間チップコンデンサを2回飛ばしてしまいました。いずれも床(じゅうたんの上)で奇跡的に発見できましたが(^^;

 これまた今さらの感想ですが、表面実装ってのはいちいち基板を裏返さなくていいのでラクですね。あと今回の基板については、パターンに余裕がある(周囲が広い)ので、パーツの小ささの割には精神的な余裕が持てます。ただ、やはり1005は僕には手強いですわ…これ初期の頃はもしかして1610で頒布なさってたのかも? だったら相当ラクだったでしょうけど、まあお陰さまでいい練習をさせていただけました。よく見たら真っ直ぐでないパーツもありますが、電気的・高周波的に問題なければ、細かいことは気にしない!(^^)

 今回の用途ではUSBジャックは不要なんですが、途中の動作確認に便利なのであえて付けました。100MHzの発振を(それこそFRG-965で)確認できたときは、やっぱり一安心でしたよ。


 リレーのサージよけダイオードについては、パターンだけ用意されてましたんで、いつものやつ(1N4007)を実装…デカい(^^;


 ここからは組み込みです。どうやって固定しようかなとあれこれあてがってみるのですが、やっぱり元記事の通りの場所が良さそう。で、いつものようにアルミのアングルで手短に。

 実はこれちょっと間違ってまして、この向きではケーブルの取り回しが窮屈になるので、この撮影後90度回転させる方向に修正しました。


 途中をすっ飛ばして予定地に無事収まった様子が、こちら。すでにランプ(LED)がともってますが。


 これまた完全な後追いで、コンバータのon/offを(事実上使ってない)ATTボタンで代用することにしたんですが、最初図面を見て「あれ? リレーの白と黒が逆ちゃう?」とちらっと思ったのが正解でした。
 何が正解かというと、白と黒は逆ではなかったんです(図面通りで正解)が、このATT用のリレー、通電でATT offの方向で使われてるんです。どういうことかと申しますと、普段は電源がないので当然リレーには通電されてない。で、電源onで通電されてATT off、ATTボタンをonにするとリレーへの電源が切れてATT回路へ、となってます。これはb接点(NC接点)の接触不良を嫌ってのこと(+未使用時のフロントエンド保護?)かなと想像するんですが、まずいのは今回利用しようとしてる+5V電源、これ実はバックアップなどの絡みなんでしょう、この+5Vが電源スイッチとは無関係に常時通電されてるんです。
 もちろん通常は背面への電源そのものも切るでしょうからさほど問題ないといえばそうなんですが、切らなければ(本体の電源スイッチをoffにしただけでは)ずっとコンバータ基板が動作し続ける(100MHzを発振し続ける)ことになってしまいます。さすがにこれはよろしくないでしょう…


 で、リレーコイルの一次側電源(+13.8V)がスイッチに連動しているのを利用させていただき、安直にトランジスタでスイッチさせることにしました。


 見えないところとはいえ、あんまりきれいな仕事ではないですね…(^^;


 そうそう、元記事に習って(完全に真似をさせていただいて)、78L05を手持ちの7805に交換しておきました。放熱器を付けてないので気休め的な部分も大きいでしょうけど。

 それとこの機種で時々話題に上がるバックアップバッテリですが、部材を用意して望んだものの、まだ3.1Vチョイありますんで交換せず、現状のままとしておきました。


 うん、いい感じに聞こえてます。3.5や7のCWも、意外にもそこそこ聞こえてきてますね。お陰さまで本機の登板機会が少し増えました。

 記事を公開下さっているGatagata-Radioさん、貴重なキットを安価に企画・頒布して下さっているTT@北海道さんには、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

コメント(2)

ブログでのレポートありがとうございます。
キットがお役に立ったようでなによりです。
機器に組み込んで使っていただくことが多いようで、使われ方が参考になります。
引き続きご愛用いただければ幸いです!

おぉ! 当時すぐにご対応いただいていながら今まで放置していたにもかかわらず、コメントまでいただきまして恐縮しきりです。ありがとうございます。

 これだけ小さくてしかも切替リレーまで搭載できますので、組み込みにはもってこいなんだと思います。お陰さまで楽しく使わせていただいてます(^^)

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2019年5月 1日(水) 11:00に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「連休中の宿題消化」です。

次の記事は「見よう見まねで」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。