ノートPC用電源アダプタの無雑音化


 にコンテスト中これらからの雑音に悩まされているとかそういうことはないんですが、半ば消耗品的に数年に一度交換してるACアダプタ、どうせ予備を用意するならついでにリニア式のものをと思ってましたんで、やってみることに。
 最初はトランスを用意して、回路はキットとかでやるかと思ってたんですが、ふと「あれが流用できるかも」と取り出してきたのがこちら。


 何年か前、故障品として100円とかで出てたものを「ケースでも使うか」とゲットしてあった 13.8V 5A のリニア式電源なんですが。
 当時どこが悪いのか念のために調べてみたら、ただ単に電源スイッチが悪かっただけで、同じものに交換したら簡単に直ってしまい、部品取りにするのももったいなくて放置してあった…というもの。


 今回のノートPCに必要なのは割と一般的な規格らしい 19V 3.42A。まずは内部のVRを回してみて、どこまで電圧を上げられるかやってみたら…20Vまでは充分上げられることが判明(上限がどこかは探ってない)。
 これなら単純計算で 19V 3.6A の電源になりそう。でもこの様子だと過電圧の保護なんてなさそうで、そこが心配。


 何しろ内部の作りがこんな感じで


 大丈夫かいな状態…
 外観ではちょっとしたプロ向けなのかなと思ってたんですが、ご覧のような半田付けだったり、基板を逆さまに実装して(熱に弱い部品をわざわざ狭い側に閉じ込めて)たりするところを見ると、これはひょっとしてド素人向けの製品だったのかも(^^;


 まぁダメだったらそれまでで、二次被害が起きないようせめて電圧だけでも常時監視したいな、とフロントパネルに穴あけ。
 アルミだったら楽勝なんですがこれ、1mm厚の鉄板。なかなか硬いですねぇ~


 で、こんな感じにしてみました。


 写真は全画面でストリーミング再生(そこそこの負荷)しながら動作確認中、右は純正と同容量のACアダプタ。さすがに全然大きさが違います(^^;
 数日間使ってみたところでは変な電圧変動もなく、高負荷が続く状況でも大した発熱もなく、普通に動いているように見受けられます。
 こんなんでええんかなと思いつつ秋のイベントで試してみるつもりですが…できるなら過電圧保護回路を入れておきたいところですねぇ

5/5追記 :
 ツッコミが入りそうなので念のため。一応各パーツの耐圧について、余裕がありそうだという点はチェックしております。何しろこんな事例もありましたんで。
 とは言うものの、やっぱり定格外での使用方法となりますので、とてもお勧めできるようなものではありませんね。

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このページは、ji3kdhが2021年5月 1日(土) 16:25に書いた記事です。

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