カウンタ用オーディオアンプの修理

 入力が欲しかったこともあって導入したアンプ。ある頃から電源投入してしばらくしないと音が出なかったり、衝撃を与えないと無音だったりする症状が出てきまして。
 騙しだまし使ってたんですが先日とうとう全く音が出なくなってしまいましたので、仕方なく(?)箱を開けてみることに。


 リレーのような部品は載ってなかったはずなんやけどなと思いながら改めて眺めるんですが、やっぱりそういうのは見当たりません。
 ご対面するにはあっちこっち外さなければならないので面倒やなと思いながら、それらをこなして基板のパターン面にアクセスしてみましたところ


 明らかに怪しいところを発見。ここはまさにアンプ用ICの部分なんですが、残念ながら自己発熱なんかによるストレスなんでしょうねぇ。
 とりあえずこの部分のハンダ上げをやり直して解決しましたが、根本的には放熱器の固定方法を考え直す必要があるかも。例えばショックマウント、とか?
 関係ないんですけど、ハンダ上げをやり直したあとバラックで動作確認したとき、なんでか左側からしか音が出ません! しばらく悩み、シグナルインジェクタまで引っ張り出してきて調べてみましたところ…何のことはない、ツマミを外すときすべてのVRを左に回しきってたからだってことが判明(^^;; たったこれだけのことに、結構回り道してしまいました。

コメント(4)

きれいなハンダ割れですねHi
うちのSonyのコンポは定期的にミュートのリレーが調子悪くなります。
リレーとっかえてもダメなんで何回でも磨いてやろうということにしました。

 これ、根本的にはどういう実装にすればいいんでしょうね。ちゃんとしたメーカのはどうしているのかな。両面基板ならまだマシなのかもですが、まさかね。
 今回ハンダを多めに盛っておきましたので、次に発症するとしたらパターンを切るような感じになりそう。その時はスズメッキ線で…なんて対処療法しかしようがない感じ。

 ミュートのリレー、ポップアップノイズ除去(のためのディレイ)も兼ねてるんでしょうね。微少電流でも使える接点を持ったリレーに載せ替えてしまえばいいんでしょうけれど、理屈はそうでも現実は難しそう。
 我が家で昔使ってたONKYOのでは、いろいろと面倒なのでパターンのところで接点を短絡させてしまってました(^^;

発熱してトップヘビーなパーツがこうなりがちですね。
ガチガチにボンディングしてしまうとか..
あとが大変そうですがHi

 逆に放熱器への取り付けを、ビス留めから強力クリップのようなもので挟み込むように変更する、というのもアリかも知れません。(スイッチング電源なんかで見かけるあれ)

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この記事について

このページは、ji3kdhが2021年5月 2日(日) 15:10に書いた記事です。

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