HL-166Vの修理 1の10


 うやくエンディングが見えてきたかな? こちらの続きに取り組ませていただきます。


 続きといっても、残ってるのは供給電圧を上げるとプロテクトがかかる問題。問題というか正規の13.8Vで使う限りでは何の問題もないのですが、少しでもパワーを出そうとして電圧を上げると問題になってくるというわけで。
 この件、参考にさせていただいてるページでは『R42をカット』とありますが、諸々を考えますとプロテクトをまんま外してしまうのは大いに抵抗あるところ(抵抗カットだけに)。なので、解除ではなく設定値を少し上げる方向でやってみましょう。
 図はその部分の抜粋なんですが、このプロテクト部分、少ない部品でなかなか面白い構成になってます。まず右側D32のさらに右には、反射電力検出回路のレベル調整VRがつながります。つまり二つの条件どちらかでプロテクトがかかるということで。
 で、供給電圧検出側ですが、これ要するにここのD27(ツェナ・ダイオード)次第なんやない?


 こちらがそのD27(HZ9B3)。


 それを外して測定してみたら8.77Vと出ました(一つ前の記事最後の写真がそれ)。


 14.4Vを越えるあたりからプロテクトがかかり始めるので、手持ちのツェナ・ダイオードから実測9.65VだったRD10FB2というのを選択。
 つまりこれで15.3Vくらいからかかってくれれば、という狙いですが果たして?


 え、なんでこんな変な実装してるんやって? よくぞツッコんで下さいました!
 このアンプに限らず、石アンプって基板をひっくり返すの結構面倒くさくないですか? そのうちどこか壊してしまいそうで、できるだけひっくり返す回数を減らしたいんですよ。それで、微調整が必要になってもひっくり返さずに済むようにとの思いでこんなことした次第(^^;


 はやる気持ちを抑えながら、確認に確認を重ねて復旧し、いざドライブ。うん、なかなか快適に動いてます。


 その時の電源電圧。(ただし手抜きして電源端子で測定)


 肝心のプロテクトですが、見事目論見通り15.3Vあたりから効き始め、15.2Vでは問題なく動作し続けてます! ちなみにその15.2V時の出力がこの写真。

 このあとFT8想定で15秒おきに200Wで送受を繰り返したりしてさらっと動かしてみましたところ、温もってくるにつれパワーを下げ方向に持っていくところも含め、特に問題は見受けられないようでしたので、この状態で返却させていただくことにします。

 オーナ様にあっては大変長らくお待たせしてしまいましてスミマセン。いくらなんでもプリアンプで遊びすぎ、でした(^^;;

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このページは、ji3kdhが2022年7月16日(土) 13:40に書いた記事です。

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