TR-8200 1の2 外部VFO取りかかり編


 さら50年も前の機械をどうすんの? のこちらの続き。

 なにしろCALLチャネルが432.00という時代ですから、水晶がほぼ満タンに載ってるものの今使えそうな周波数はそんなになさそう。


 それで手持ちを探したりジャンクを入手したりしてみたんですが、一般的な機種と周波数構成が違うことが災いし、合うのが全くありません。


 いい機会なので、流用できるかどうか定かではないんですが、以前から気になってたこちらを実験してみることにします。

注意:ここから先には重大な誤りが含まれています。決して本記事のまま真似をなさらないで下さい。

 届いた部品をブレッドボードに並べ、一通りつながったところでありがたくソースをコピペさせていただいてコンパイルしようとしたら…なぜかエラー続出。
 何しろArduino IDEなんてLチカ以外は全くわけの分からないままK3NGのWinKeyの時に触っただけ。そんな感じで未だになんにも分かってないものですから、エラーが出るとさあ大変。
 都度ネットで調べながら、メッセージが出ないよう場当たり的に対処するんですが…そのたんびにまた新たなエラーが出て、さすがにこれは根本的に何かを間違えてるぞ? まずはもう少し小さいプロジェクトをやってみよう、と思うに至りまして(遅い)。

 それで同じ方のこちら、まずは表示だけをさせてみようと記事を拝見してみたら…

ライブラリーマネージャまたは、GitHubからライブラリをインストールします。Arduino OLED 表示テスト
 なにーーぃ?!?!
 いや、ライブラリがネット上のどこにあるかは分かってたんですが、それを手元で解凍して同じフォルダに入れたりしてたんですよ。それが、いちいち解凍することもなくzipのまま『所定の方法でインストール』するのが正解やなんて! 我ながら相変わらずで…(^^;


 で、その通りにやってみたら…おぉ、無事表示が出ました。

 なるほどそういうことか、ならばと元のものをやり直してみたら


 キターー!!

 100円のロータリ・エンコーダもちゃんと機能してるようですし


 それなりに出力もあるようです。いやはや…

 お恥ずかしながらArduino IDEでの間違いまとめ

・ライブラリはzipのまま ライブラリ・マネージャ から入れる
・他のinoファイルを同一フォルダに入れない(改変前のものを名前を変えて保存してあったら、勝手に読み込んで予期せぬ動きをした)
・ソース内に2バイト文字があるとなぜかエラーが出る(我が家の環境だけ?)

 そんなこんなで無事動き出したんで、ダイアルを回したりステップを替えたりして遊んでたところ、ふと「あれ、そういえばSi3531Aは5V直結はまずいとかどっかで書かれてなかったか?」と思い出し、資料を確認してみたら…あっ!!


 慌てて適当な抵抗(120Ω)を入れて供給電圧を落としました。ここまで数時間、たまたま壊れなかっただけということなんでしょう…

(この時点では、もう一つの重大な誤りに気づいてません)

 さて、いよいよここからTR-8200への対応です。
 1の1でちらっと書きましたがこの機種、チャネルごとに送受で共通の水晶一つを使う方式なので、VFOを接続するのに好都合。というかそもそも側面に純正外部VFO用のコネクタまで用意されてます。なので、うまくソースを書き換えればいけるんやないかと考えたわけでして。


 ソースの詳細は次の記事にでも書くかもですが、お陰さまでそんなに苦労せず動き出しました。
 最初表示はちゃんと動くのに出力がちゃんと出ない状態になりまして、よく調べてみたら運用周波数から発振周波数への変換を逆にしてた、というつまらないミスをしてたのが原因でした。


 ちなみに周波数については、ジャンクの水晶をあさったりする時用にそれぞれから相手側を計算する簡単なシートを作ってありまして。それから引用するときに勘違いしてた、と。

 さて冒頭に書きました重大な誤りについて、これ実は結構なやらかしでして…長くなりそうなので次の記事で書かせていただきます。

コメント(3)

実はicの耐圧+2~3vまでは信号ピン、電源ピン共に過電圧加えても大丈夫...(経験済み)

 実際は2.5~3.3Vというところに3.3Vつまり上限いっぱいを供給するわけですから、そこにいくらかの裕度は存在するはずなんですが、それにしたって3.3Vに対する5Vは150%ですので、さすがに常用するのは気が引けますね。
 まぁ良く壊れずに居てくれたものです(次の失敗も含め)。

 ちゃんと一次資料に当たらないといけませんね。

https://akizukidenshi.com/download/ds/siliconlabs/Si5351-B.pdf
によれば、VDD VDDOとも(3.3Vの場合) 3.0~3.60V とありました。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2023年6月10日(土) 20:30に書いた記事です。

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