SB-1000 2の3

 いぶん間があいたこの個体

 その記事以来紆余曲折を経て結局我が家の備品となったこれ、当然ながら我が家では全く出番がないので10年以上惰眠をむさぼってた状態なんですが。

 それが今回、ひょんなことから触ってみようかということになりまして。


 といいますのも、我が家に何本かある3-500z、それらいずれも数多の機会を経て現在手元に残ってるのはみんな2本組みで使うものだけ。

 それらを一本ずつにバラして使うのはさすがにもったいないので、同じく10年以上前に格安で入手したRS1026なるタマを試してみようということに。

 いや、実は思い立ったのはその当時でして、こちらの記事がその前振りだったんですが…例によってそのまま9年近く放置して現在に至ってます(^^;;

 それにしても、こんなタマご存じですか?
 Made in Germany、見かけは頑丈そうでなかなか頼もしい感じですが、さて実際はどうでしょう。


 いずれにしても10年以上前に入手して以来放置してましたので、まずはいつもの治具でフィラメントだけ灯して気持ちだけでも事前エージング。


 ここから先は一部『あれっ?』という風景も写ってますが気にしないで下さい。

 で、このタマを使うには他の欧州管同様深いバイアスが必要なようなので、その部分を修正する必要があります。

 先述の記事の通り空中配線でやっつけてあったこの部分に


 とりあえず手持ちの100Vツェナを追加(=合計111V)。

 見るからに酷い状況ですが、もちろんあくまでも動作確認・実験ですので! (^^;


 ヘルメットと保護メガネを装着して、10年以上ぶりにこわごわ通電。

 以前同様、少し高めの電圧で無事起動しました。


 しばらくそのままにした後、これまた恐るおそる送信状態に。

 異変なくアイドル状態になりましたが、105mAはちょっと多めな感じ。
 (恐々だったので写真が若干ぶれてますがお許しを)


 そのうちボチボチ恐怖感が薄れてきた(実はそこが危ない)ので、アイドルのまま数十秒放置してみましたが、300W以上が全損失になってるにもかかわらずプレートの見かけは全く変化なし。
 そういう材質なのか、それともメッチャ頑丈なのか、今のところよく分かってませんが。


 それでもやっぱりもう少しアイドルを抑えたいのと、そもそもこんな空中配線のままではあかんやろってことで、バラします。


 さて、目論見はうまくいくでしょうか。


 せせこましいところにタップをたてて


 取り付け中。

 ここまでいったところで


 B-E間の抵抗を1/4Wのものにするのはやっぱりまずいかなと思い直し、5Wのものに取り替えて装着し直し。

 こんなとこにセメント抵抗でええんかなとも思いましたがこの抵抗、簡易な測定では0.000μHと出ましたので良しとすることに。


 ちなみに今までの3-500zでしたら、こんな感じでokなんですが


 大きいツェナ電圧の小さい形状のものを持ち合わせてないので、こんな感じ(30V×4)に仕込んだ上で


 装着。


 これで動かしてみようと思いながらふと横を見てみましたら…ここ外れてますやん


 以前のメモで入力SWRが今ひとつってのがあったんですが、これも一因だったかも?
(今回別にもう一箇所、これかなというところも発見・修正しました)


 この状態で見てみましたのがこちら。35mAはちょっと少なすぎるので、もう少し調整が必要そう。

 それはそれとして、ここでドライブしてみるのも悪くないかなとも思ったんですが…なにしろ暑いので一切合切ヤンペして片付けてしまいました。
 まだ懸案事項はあるんですが、それも含めて次回はまたいつになるやら、気が向いたときにでも(またやまたや)。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2024年6月23日(日) 17:20に書いた記事です。

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