ようやく涼しくなってきたので、放置気味だったこちらの続き。
標題の通り、標準では装備されてないアフタークーリングを考えてみることにします。
考えるとはいうものの、使えそうなスペースがあんまりないんですよね。
なのでこの時のようにタイマをいくつも並べるわけにはいかなそう。
そこで国産有力機種の状況を調べてみることに。
まずは『自作・追加に簡単』と評判のHL-2K。
なるほどそこそのものは良さそうですが、ヒューズの位置おかしくないですかこれ? 200V時はファンに常に抵抗を通してるのもちょっとなんだかな、ですし。
そこでもう一例、我らがTL-922。
これで全く問題ないんですが、あえて挙げるとすればTMと記した謎の部品。温度的な何かで時間が来たら切れる物理的な接点とかだったと思うんですが、こんな部品とても入手できなそう。
去年くらいまで部品取り用の922が我が家にあったんですが、あんまり深く考えずに某ークションで放流してしまいました。分かってたら抜き取っておいたのに。
というわけで、この二例を参考にまずは手持ちの範囲でこんな感じに考えてみました。
ここで勘のいい方なら、SSRの一次側に入れてる抵抗をご覧になっただけで結果がお分かりになることと思いますが(^^;
そう、この状態では数分どころか1秒も持ちません!
手持ちの中で比較的省電力で動きそうなものに入れ替えて試してみるんですが、それでも数秒がいいとこ。
というわけで、ここに使えるSSRの選択がなかなか厳しいということが判明。
さてどうする?
あーぁ、安直にオフディレイ・タイマに逃げるか。中身だけ取り出せばスペース的にもなんとかなるだろうし、と
安く上げるべく中古品まで入手したんですが…
やっぱり負けた感が拭えないのでこれは最終手段にとっておくことにして、もう少し考えてみます。
なんかいい方法はないかと物色、こちらなども参考にさせていただきつつできるだけ安価に部品を手配。
で、どうするのかといいますと
容量が足りないのならデカいのにしてしまえ! とばかりに、手持ちで遊んでたスーパーキャパシタでやってみることに。
試行錯誤を経て、こんな感じでどうかなと。
これなら10分以上も余裕なので、適当なところにうまく落とし込めそう。
実際にはまだ負荷(ファン)をつないでないのでそのあたりの微調整は必要かもですが、これをできるだけコンパクトにまとめて実装してみるつもりです。
お久しぶりです。
フォトカプラを使ったら小さいコンデンサでもいけそう...と思いましたがいかがでしょうか?
こんにちは!
それなんですが、ここでのSSRはつまるところフォトトライアック、要するに扱いとしてはフォトカプラなんですよね。
その上で、感度の高い低いがあったり負荷側の制限があったりで、適切なものを探して入手するのが結構難しそうだなと感じた次第でして。
今回は結局力業でスーパーキャパシタに逃げたわけですが、中途半端な4700μFなんかと比べるとスペースも節約できるので、これで良かったのかなと思うことにします。
ありがとうございます。
ただのトライアック単体(手持ちだとNECのAC16DGMとか)がモールドで閉じられただけかなと思っていました。
それにしても、SSRって思ってた以上に種類が多いということを今回知りました…不勉強過ぎますが(^^; このあたり、自作や修理で全く使ってこなかったというのもありますが。
種類が多すぎるわりに個人が手軽に入手できるものがそこそこ限られてるような感じなので、お目当てのものを探すのがちょっと面倒。
最終例のように大きなトライアックをドライブする方法なら選択肢が拡がるのでそちらで攻めてみましたが、うまく探せばフォトトライアックやフォトMOSリレー単体でいけるんでしょうね。