そんな頻繁に必要になるわけでもないんですが、2箇所を同時に受信できるってのはやっぱり安心感が違いますね。
まだそんなに使いこなしてないものの、設定その他がマニュアルやネット上で分散してるような感じですので、忘れないうちにまとめておくことにします。
以後では、メイン機とは送受信機(TS-590G)を、サブ機とは受信機(TS-590)を表します。
左の写真は受信信号分配中『*』の表示。
<事前準備>
メイン機設定
・ファームウェアを1.05以降にアップデート
・MENU64 A-TR
・MENU67 115200bps
・(一本のアンテナを両機で共用する場合) MENU85 ANT
サブ機設定
・ファームウェアを2.04以降にアップデート
・MENU58 ON
・MENU59 ON
・MENU61 115200bps
2台の物理的な接続
・RS232Cのクロスケーブルで制御を接続
→これがないとデータ転送だけでなくメイン機送信時のサブ機ミュートも効かないので、必ず接続が必要
なおクロスケーブルにはいくつかの種類がある模様なので、適合するかどうか要確認
・(一本のアンテナを両機で共用する場合)メイン機のDRVとサブ機のRX ANTを双方ピンプラグ(RCA)の同軸ケーブルで接続
→サブ機側はANT1や2でも良いが、間違えてサブ機側で送信してしまったときのことを考えるとRX ANTの方が良い
またRX ANT利用だと両機ともピンジャック(RCA)への接続になるので、AVコードのビデオ用(黄色)が流用できる
厳密にはこの種のコードは50Ωではないが、それを問題と感じなければ十分利用可能
<動作の確認>
・すべて接続したあと両方の電源を入れ、出力しないようにしてメイン機を送信状態にし、サブ機が正しくミュートされることを確認
→これが動作してないとサブ機の受信部を壊してしまう! ので
<運用/スプリット転送A>
1)通常時…何もしない(むしろサブ機の電源を入れなくても良い)
2)スプリット対応時
・メイン機で(適宜A=B等を実行したあと) SPLIT を押す
→送信側VFOの情報がサブ機へ転送される
・(一本のアンテナを共用する場合)メイン機で METER を長押し
→メイン機のディスプレイに * が表示され、受信信号がANT OUTに分配される。なお2分配なので双方3dB強落ちる
なので普段は分配しない状態としておくのが吉。METER 長押しのたびにON/OFFとなる(*表示の有無で確認)
・サブ機で送信周波数を決定したら、サブ機の <Q-M.IN ボタンでメイン機の送信側VFOに情報転送
・練りに練ったドンピシャの周波数で呼んで珍局ゲット!
→ちなみにメイン機でのSPRIT設定時、単にSPRITを押すのではなく、SPRIT長押し後1~9のどれかを押すと1~9kHz upのスプリットになる。これ結構便利
<運用/スプリット転送B>
今のところ必要性がないのと、サブ機側の設定がよく分からないのとで保留中
<参考リンク>
https://faq2.jvckenwood.com/kenwood/web/faq/detail.aspx?id=97624&a=102&isCrawler=1
Q:TS-590/590GをTS-890の外部受信機として使うには、どのように設定すればよいのですか?
https://www.kenwood.com/jp/cs/com/vup/
取扱説明書やファームウェア等
コメントする