ThinkPad X24 延命作戦 その2


 23年前のモデルを何とかして現役の補佐役にと取り組んできましたこちらの続き。

 そんなに荒っぽい使い方をした覚えは全くないものの、寄る年波には勝てず各樹脂部が哀れこんな状況に。

 ヒンジ部分の破損、これ宿命なんでしょうねぇ


 どうしようもないのでみっともなくテープをあてがってるわけですが。

 それでもPC本体はまだマシな方でして


 ひどいのは、下に敷いてるドッキングステーション。

 これがないとシリアルポートが使えないので今回の目的にはぜひとも必要なんですが、この角度だけでもすでに割れてる部分があります。


 問題は、このドッキングステーションを外すのに必要な引っ張り部分が左右とも完全に砕け散ってしまったことでして。



 この状態でドッキングステーションを取り外すには、黄色で囲った部分をラジオペンチで引っ張らなくてはならず、どうにもいけません。

 あと、これの影響でしょうかドッキングして通電するとビープが鳴りっぱなしになってしまいます。
 ちゃんとドッキングできてないってアラートなんでしょうけど、無視して使えば使えるので(ドッキングステーションを)分解して中のスピーカを外してしまいました(^^;


 そんなわけで辛うじて使えているとはいうものの、外すときの手間が全くよろしくありません。

P/N 08N1180
FRU P/N 04P3304

 同じものを仮に今さら入手できたとしても、樹脂部分は似たようなものでしょうから解決策にはならなそう。
 さてどうしようかな、と思ってましたら


 某ークションで面白そうなものを発見。

 ドッキング部分は似たような形状に見えますし


 ダメだったとしても十分納得できる価格でしたので、迷わずゲット。
 もちろん(?)誰とも競合しませんでした(^^;


 今までのものよりたくさんポートが付いてますが、とりあえずシリアルポートが使えるかだけが問題。
(何しろ素のMS-DOSですので!)


 早速あてがってみましたところ、物理的には問題なく勘合。


 ちょっと奥行きが長くなってしまいますが、大した問題ではないでしょう。


 幸いなことに電気的にも問題ないようで、シリアルポートが生きてきましてラッキー!!
 今回のタイプはボタンを押して取り外すようになっていることもあり、今までのものより少しは長持ちしてくれそう。

 ただしこれにはCDドライブ・FDドライブともついてないので、それらを使う機会はそんなになさそうなものの、今までのものも保管しておく必要があります。
 ともあれ、これで当面の延命措置としては大丈夫でしょう。電源を入れるだけでRTTYを受信できるようになるのですからありがたいことです(AUTOEXEC.BATのなせる技)。

 ST-6そのものについてちょっとした問題が発覚したんですが、それについてはまたいずれ。

コメント(2)

元のものとは違い、背面のいくつかの端子が隠れてしまっていますね。
それでもドッキングステーション裏に出ているものは本体同様に使えるのでしょうか?
少し気になりますね。

 実は元々のものには、PC本体側のDCジャックに誤って挿せないよう薄い壁があったんですが、残念ながらそこも割れてしまいました。
 メーカ的にそこまで考えてるくらいですから、陰になる部分のポートはすべて使えるようになっていると思います(思いたい)。シリアルとRGB以外確認してないんですが。

 これ、拡張側にそれぞれを接続したままにしておいて、外出時はPCだけ外して持ち運ぶ(他のコード類を外す必要がない)のに都合がいい設計になってますね。FDドライブはもうそろそろ無用のものになってきた頃でしょうし、ひょっとしたらCDドライブも不要もしくはUSB経由になってきてたのかも。いや、もしかしたらパラレルポートの横、謎の薄いコネクタがそれら用かな?

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この記事について

このページは、ji3kdhが2025年6月 4日(水) 20:30に書いた記事です。

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