TL-922 2の4

 先日ようやく時間ができましたので、残っていた作業であるモードスイッチの交換をしました。

 写真は前回仮に違うものに付け替えたところです。


 こちらで既報の通り、無事純正同等品を入手しまして、ご覧の通り全く違和感はなくなりました。これでようやく作業完了、何とか春までの出荷を果たせそうです(^^;


 ちなみにこちらはお恥ずかしい舞台裏。電源スイッチ側はともかく、モード切替スイッチをご覧になって「あれっ?」とお思いの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

 本機のこれまでの経緯は↓のとおりです。

TL-922 2の1 手入れ前の現状概要
TL-922 2の2 ステップスタートとソフトスイッチの組み込み
TL-922 2の3 グリッドまわりの修正と1kW化

コメント(9)

半田付けのみでっか?
ん?それじゃない?

おぉっと、素早いコメントありがとうございます。あはは、こちらはそないガッチリせんでもええんやないかなっとズボラさしていただきました。で、それ以外で何かお気づきの点はございませぬか?

用は、どっちに切り替えてもHVが3.3kVってことでしょうか?

バイアス回路かな?

お二方、ありがとうございます。いやぁ、意外に分からないものですね(^^; あるいは写真がまずいかな? メーカ標準の配線ではないという点はご理解いただけたようですね。図に描き出してみていただければすぐお分かりいただけると思いますが…

 余談ですが、このスイッチ、新品ってこともあるんでしょうけどメッチャ半田が乗りやすかったです。(今回のクイズ?とは全く関係ありません)

切替機能は一緒だけど、全接点を使って同じ機能になってますねぇ。でもこの配線のご利益は???
どちらに倒しても2接点を通るので接点抵抗は倍になるような(ぜんぜん無視できる抵抗だけど)
シリーズにつながってるので電流容量が倍になるわけでなし、、、はて?

大前さん、まいどです。そうなんです! なんでこんな事すんねん? ってことですが、耐容量よりも接点距離(≒耐圧)を稼ぎたいところ−直流をリレーでオンオフする場合など−で、このやり方が見られます。要するにアーク防止ですね。

 今回の場合電流は知れていますから、気休め程度に試してみたというわけなんですが、まぁどっちでもいいと言えばどっちでもって感じですね。せっかく2回路あるし、並列にしてもほとんど意味はないのでどうせならと遊んでみた次第です。このようなやり方もある、ということで(^^)

あ、そうか耐圧が倍になるんや。なるほどです。
これ最初に考えた人相当えらいね。もしかしてKHDはんですか?
ところでこのSWには2000V近くが直接かかっているんかな、んな訳ないですよね。多分トランスの一時側を切り替えてると思うのでせいぜい200Vぐらいかな。とにかく何かの時に使わせていただきますね。一つ賢くなりました。TNX!!

いやいや、残念ながら小生ではありません(^^; その手の筋ではずいぶん前からあるようです。小生も最初見たときは「んん?」でしたし、それに対する答えも誰からももらってないので、あるいは別の意味があるのかも知れませんが…ないですよね。

 ところで驚くなかれ、TL-922の出力切り替えは、高圧用トランスの二次側をスイッチしてます。もちろんコールド側なので2000Vということはないですが、それでもAC0-400Vを切り替えてますからモロに接点間に400Vかかっていることになりますね(対地間はもっと?)。怖いこわい。ちなみにSB-220では一次側を切り替えています。耐容量をとるか耐圧をとるか、もしかしたら当時の技術者も悩まれたかも知れません。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2007年2月 3日(土) 21:33に書いた記事です。

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