TL-922 2の3


 KENWOODバージョンの手入れ、後編です。

 (こんな写真ばっかし撮ってます)


 グリッドのチョークが焼けてましたので、直接接地としてみました。本来なら銅板でガッチリ仕上げるのが良いんでしょうけれど、HFですし面倒なので2mmのエナメル線でお手軽に(しかし皮をむくのも結構面倒だったり)。

 それから1の2と同様に、フィラメントの接続順序入れ替えとドライブ用コンデンサの接続変更も行いました。


 さらに1kW化もしました。切替時過渡特性改善用のコンデンサは、前回よりもさらに容量が少ないですが、まぁいいでしょう。

 ところでこの個体、1kW化されていたのか、しようとされたのか、このあたりを触った形跡がありました。また、あると聞いている1kW化用の配線がありませんでした。KENWOODバージョンなのでまずあるはずなのですが。スイッチ部分を開けたついでに、細かった配線自体もやり直しました。

 この記事を書いてて思い出したんですが、ケミコンブロックへ行ってる赤い線、なんぼなんでも細すぎやないでしょうか? 次の機会にぜひやり直したいところです。


 そのスイッチですが、とりあえず手持ちのものをつけてみました…不細工ですね(^^; 以前の状態の方が機械らしくて格好良かったかも。ここについてはさらに物色・手配中です。30Aっていうごっつ格好えぇもんを入手したんですが、大幅にごりごり穴開けしないと取り付けできないので、そちらを利用するのは断念しました。


 CWポジションでのEp。


 SSBポジションでのEp。

 この後無線機とダミーを接続してドライブしてみました。簡易的に200Vを取ってきて接続したので部屋の照明がちらつく状態で、しかも28と1.8でしか動作させていませんが、1.2〜1.3kW出力まで無事確認できています。その時のIgは200mAほどでしたから、無理すればまだもう少し押せるかも知れませんね。でも例のガラス内の気泡が気になって、無理するのはやめました。

 FALのグラファイトプレートはAmpelexのものと違って、かなり早い段階から赤くなるようです。そして前回の個体で気になった左右のタマの色づき具合ですが、今回も若干は違います。しかし大して変わらないのと、見る角度によっても違うのとで、気にしないことにしていただきました。

 あとはスイッチをどうにかすれば完了です。

 これまでの経緯はこちら↓です。

TL-922 2の1 (手入れ前の概要)
TL-922 2の2 (ステップスタートとソフトスイッチの組み込み)

トラックバック(1)

JF3DRIの気ままな出来事 - TL922は手がかかる(1) (2007年4月30日 08:28)

某ブログで話題になっているトラブル多きTL922、ウチのんも再点検してみたところ 続きを読む

コメント(2)

お疲れ様でした。やっぱりシーソーの方がパネルに馴染みそうですね。白色が黒だったらそのままでもいいのでは?

山崎さん、早速ありがとうございます。これ以上マシなものを入手できなかったら、残っている純正から型取りしてプラスチック加工にチャレンジしてみるのも面白いかも知れませんね。納期は特に切られていませんので、ボチボチやってみます。

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2007年1月14日(日) 13:45に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ビールかけ」です。

次の記事は「ネットのないホテル」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。