TS-780


 滅多に(というより全く)使わない機械なんですが、前々から両バンドとも5〜7Wしか出力しないので手入れしました。


 以前のようなこともあるので、まずはサービスマニュアルに沿って進めていくわけですが…この無線機あかんわ。時代的に仕方ないんでしょうけど、何しろ周波数関係だけでも調整箇所がいっぱいありすぎ。基準発振一個しっかり決めておけばokという現代のと違って、ずれる要素がいっぱいあるということですね。

 そして、なぜか基準発振の10.240MHz(写真中央)が変にふらつくので少し悩むことに。


 それが、実際にふらついてるのではなく単にルビジウム発振器の影響だと気づくまでだいぶ時間がかかりました。何しろ水晶の手配までしてしまいましたので(^^;

 影響については、出力の純度が良くないのかスイッチング電源が良くないのか、10MHz近辺測定時は要注意ということが分かりました。まぁ常につないでなくてもそれほどずれているわけではないのですが。


 その後進めていくうちに、出力不足については両バンドとも調整で10Wチョイまで復活しました。ただなぜか430MHzの受信感度が異様に低い。どうもフロントエンドの石が飛んでいるようです…いかに使ってないかがバレバレ(^^;

 ちらっと調べてみたところでは石そのものの入手は難しそう。


 ならば、と某ークションでユニットごと入手して差し替え。例によってチェンジニアリングですが、幸いスペック通りの感度が確保できました。


 そこまでして何がしたかったかと申しますと…こちらのアンプがちゃんと動くかどうかの確認だけだったりして(^^;


 ともあれ、その目的は無事達成できました。

 たまには(一度は)実戦に供せねばとも思ってるんですが…何しろ全く興味のないバンドなので、このまんままたお蔵入りなんでしょうねぇ(^^;; いや、ほななんで持ってるんやってことなんですが。

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このページは、ji3kdhが2012年5月 3日(木) 6:20に書いた記事です。

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