という名のダイコン(ダイブコンピュータ)。使い始めてからもう16〜7年にもなってまして…未だに使ってる人なんて世界でも数人とかではないでしょうか(^^;
それが、先日串本へ行ったときから調子が良くなかったんです。
このダイコンはちょっと変わってまして、タンク圧も取り込めるという、今では標準ですが当時としては先進的なものだったんです。そのため、写真のWU(リストユニット)と別にTU(タンクユニット)があり、常にペアで使用するようになっています。各種センサやデータ保存はすべてTU側で行われ、このWUは単に表示するだけのものなんですが、それでも減圧症回避のためにはオンタイムでデータを見れないと、ダイコンとしての意味が半減してしまいます。
で、このWUは表示部の右上あたりをコンコンとタップし続けることで電源を入り切りするという、ちょっと変わった操作が必要(TUはタンク圧がかかれば自動で入る/手動で入れる方法もある)でして、串本の2本目で突如その機能が効かなくなった、つまりWUの電源を入れられなくなったというのが今回の症状。その次のサイパンでは、毎回電池のフタを一度緩めて締め直すことで乗り切ってた(!!)んですが、さすがに面倒ですし水没の危険性もあります。何とかならんか…とネットで調べてみるんですが、メーカでは残念ながらすでにサポート外(笑い話ですが、自社製品なのにスペルを間違えてるという情けなさ)。その他の情報も、英語で見る限りすでに8〜10年前の時点で話題にも上がらなくなってる様子…仕方がないので、ダメ元で自分で開けてみた(初めて)のが左の写真。
どうせ新しいの買わないかんのやろな、全っっ然興味ないんやけどな…そもそもタップのセンサってどんなん使ってるんやろな…と思いながら、あてもなく眺めていましたら…!!
これやがな! なるほど圧電素子かぁ!!
原因(と思しきもの)が分かればしめたもの。ハンダ付けし直したあと、念のためホットボンドで固定。そしてOリングに僅かにグリスを塗って組み立て、
無事復活!!
いやー、これは嬉しいですね。久しぶりに身のある修理でした(自画自賛)。何しろ当時結構なお値段したんですよ。当時の大卒初任給1.5ヶ月分くらいやなかったかな? (不確かです、下世話な話でスミマセン) それに何よりほとんど諦めの境地でしたから、余計嬉しい。別件でもう一つ故障したものがありまして、そっちはさすがに新調しかないと腹をくくっているだけに、なおさらです(^^)
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