シャープ LX-3304

 『ト イレにも時計が欲しい』と息子からのリクエスト。

 今どきの温水便座ならリモコンに時計がついてますが、我が家ではまだ当分交換予定はありません。そこで、この時に発掘した標題のクロックモジュールをケースに入れてみることにします。


 手持ちには別途LX-3400もあるんですが、どうせなら曜日表示がある方が楽しいだろうってことで3304を選択。

 まずはご覧の発振周波数微調整用トリマを


 あとからでも触れるように裏面に移植。

 昔このモジュールを使ってたときは、ケースに穴を開けて正面から触れるようにしてたんですが、それって今から考えたら結構不細工ですよねぇ


 そんなこんなで道中をサクッと省略し、穴開け完了の図。ちなみにケースは前回同じ大きさ(SW-95)の色違いを選択。


 これまた前回同様、液晶面保護のための薄い透明アクリル板をあてがった上にグルーガン(ホットボンド)で固定。これ、毎度のことながら便利ですねぇ。結構ガッチリ固定できますし、もし修正したいときは各部にダメージを加えることなくメリメリ剥がせますんで。

 ところで、まじまじと写真をご覧いただいてる方なら『あれ? 違う個体?』とお気づきのことと思いますが、正解。最初の個体は以前自分で使ってた物なんですが、手元の僅かな資料通りの1.5V給電では表示が異様に薄く、3Vで普通と言える状態。それで動作確認してたんですが、長いこと動作させていると午後からがおかしいことが発覚。どうも24時間表示モードで動いてるようなんですが、液晶がそれに対応してないのでAMとPMが同時に表示したり。このモジュール(LX-3304)どころか搭載IC(LR9431)のデータすら今ではネット上で見つけられないのでどうしようもないんですが、そもそもこんなモード表向きは存在してないみたいなので、動作電圧とともに明らかにおかしい感じ。電圧の件は、IC内部の液晶用昇圧回路が故障してるのかな。
 そんなこんなで、もう一つ別の(プリント板のパターンが剥がれ気味の)LX-3304を改めて起用。こっちの個体、どうやって入手したか今では忘却の彼方…なんですが幸いこちらは1.5Vで正常に表示し、午後の時間帯も異常なしでヤレヤレ。
 それはそれとして、今回はとりあえずボタン類は全部を割愛してみました。用途からすれば大勢に影響ないでしょうし、どうしても必要ならあとから搭載するってことで。

 ところで、この時点で一つちょっとした失敗をしてます。さすがにこの時点で気づくのは難しいかも、な内容(と自分を慰める)。


 ともあれ、ここまできたらあとは背板に穴を開けて


 完成。

 …と言いたいところですが実は先の状態では、壁に掛けたら(悲しいことに)傾いてしまいました! 電池の配置を真下ではなく横側にしたからでして、重量バランスがまずいんですよね。その瞬間を見るまで気づきませんでして…反対側のスペースにM6のナットを3つほど小袋に入れてカウンタ・ウエイトとして仕込むことで、どうにか乗り切りました(^^;


 リクエストした息子、個室でこれを見つけて『おぉ〜!!』

 まぁ実際この程度のことなら百均に売られてる物などで解決できるんですが…こっちのは曜日表示があるで! との完全な自己満足状態(^^)

 10/26追記 : 家内曰く『これ、日付は表示できへんの? 惜しいなぁ〜』ですって(^^;;;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2019年10月26日(土) 20:20に書いた記事です。

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