HL-166Vの修理 1の8

 う一年以上楽しませていただいてるこちらの続き、ようやく送信部分に取りかかります(遅すぎ)。
 写真をご覧になって『あれっ』とお気づきの方がいらっしゃったら、すごい記憶力・観察力をお持ちですね! (これについては記事の最後に)



 載せ替えたプリアンプ。
 長期的に考えるとさすがに両面テープだけというわけにもいかず、かといって穴を開けてどうこうする余地もないので、結局いつもの通りホットメルトで簡単に固定。高周波的にはちょっと、な感じですが今のところ問題なさそうなので、これで。


 そしていよいよ送信部分に取りかかるにあたり、これまで散々基板をつけ外し・ひっくり返すために取り去ってた放熱用のシリコンを塗り直します。
 どっちにしてもかなり硬くなってたので、いい機会だったということで。


 そこで気になるのはこちら。
 素人的にはトランジスタに直接触れさせる(熱結合させる)ところなんですが、こんなに遠くていいのかな。
 専門メーカがやることなので裏は取ってる、ってことだといいんですが(下衆の勘繰り)。


 それやこれやをすっ飛ばし、早速動かしてみたところ…8Wで押して150W出力。
 ちなみに今回の環境は、較正してないBird4410+4410-6を通して1GHzまで使える300Wダミーに接続というもの。
 これで見ると、なぜか我が家のTS-590S、10W設定で8W、100W設定で80Wを指示します(もちろん直接続で)。
 果たしてこれはどちらを信用すべきか…さすがに指示が低すぎかなという感じもしますが、一応Birdの指示を信用していくことにします。(最後の最後に別シャックで使ってる43ででも見てみることにしましょう)


 ネットの情報によれば電源の取り回しが改善の余地だとのことですので、さらっと調べてみましたら…石の直近で全負荷時0.6Vも落ちてます。
 そこでまずは簡単にできそうなこちら、電源のマイナス側を直近に持ってきます。
 散々探したんですが3.5mmsqの3mm穴という圧着端子を見つけられなかったので4mm穴のを使ったところ、残念ながらパワー的には微増というところ。


 やりたくないんですが接触面を考えて半田を流してみましたところ、残念ながら電圧降下はほぼ変わらず、出力的にはトータルで150Wが160Wになったぐらい。
 こうなるとやっぱりプラス側にも手を入れていくことになるんですが…考えてるところでは結構大げさなことに。っていうかこれ、ホントに200Wも出るのかな。
 ネット上の例えばこちら、リレー増設はいいんですがヒューズをさらっとバイパスしてるんですよ。さすがにこういうズルはしたくないんですけどねぇ


 ちなみに電源を15V(電源の出力端子で)にしてみたら、175Wを指示するようになりました。電圧はともかく、ここから25W(13.8Vなら40W)をどう絞り出すか…まだまだ楽しませてもらえそう。
 ところでこちら、1の2で想像した通り最後の二つが一緒に点灯してたので、パターンカットして名もなきダイオードを追加してみたところです。やっぱり最後まで一つずつ増える方が自然に感じられますね。
 とりあえず160Wの時に5個目まで点灯するようにしておきました(それが最初の写真)。

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このページは、ji3kdhが2022年6月11日(土) 21:00に書いた記事です。

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