CQWW-RTTY 初参加

 曜日でしたか、どこかの情報で週末にWW-RTTYが開催されるということを知り、たまたま週末は予定がなかったこともあって、ちょっと冷やかしてみるかという気に突然なりまして。
 何しろRTTYのコンテストなんて今までまともに参加したことありません。唯一あるのは初回のJARTSにSWL部門でのぞいてみたくらい。ってもう30年も前のことですやん!

 写真はCW専用のものでは聞きにくそうなので一時的に普通のスピーカに戻した、の図。
 以下、無駄に長い記事です(^^;


 夜勤から無事帰った金曜日、ボチボチと環境設定に取りかかります。前提として、ほぼほぼ初めてなので壮大なことはせず「とりあえず」的に。
 今さらST-6もないでしょう(いずれはやってみるかもですが)し、USBケーブル一本でWSJT-Xが快適に使えてるので、その路線で行けないことはないだろう、ってことで。

 以前どこかで、MMTTYN1MM+がエンジンとして利用できるらしいことを聞いたことがあったので、その線で調べて出てきたこちらを真似して設定(ただしMMTTY以外の部分はすべて割愛)。これで受信はできるようになりましたが、なぜか送信できない。
 悩みつつ検索して出てきたこちら、いやはやありがたいですね。至れり尽くせりの解説のお陰で無事送信もできるようになりました。直接の原因はレベル的なもの(とDATA-VOXの設定も関わってたかも)だったようです。
 レベルといえばどちらかだけならなんてことないんですが、WSJT-XとMMTTYの二つを同じ環境で走らせようとすると、どちらも満足するよう送信レベルを合わせる必要があります。WSJT-Xは通常画面でダイレクトに調整できますんで、MMTTYとTS-590で辻褄を合わせてからWSJT-X側で追いかける形で整合させました。

 ちょっと余談ですが、TS-590にはDATAなるボタンがあり、これはLSB/USBモードの時にRTTYなどで受信しやすいようになる設定に入るためのものらしく、今回の用途に好都合。他の機械のことは存じませんが、これいいですねぇ(写真はそのモード時のもの) いやもちろんFSKにするってのが本来なんでしょうけれど、まずUSBケーブル一本でやるにはハードルが高そうなので安直に。2kHz以上の高い周波数限定にしてかつALCを振らさなければ、AFSKで全然問題ないでしょう。


 そんな状態ですし、そもそも2階のベランダから低く突き出した「なんちゃってGP」ですから、YBかBYかの一局だけでもできたらいいかなって感じで臨んだスタート。
 で、図は昼食やでと呼ばれたときのものですが、開始前の思いとは裏腹にこの時点で太平洋だけでなく南米までできてて、早くも若干満足したで的な状態。


 ところがお昼をいただいた後はとにかくヒマでして、VFOダイアルを回しながら思わずヘッドホンを徹底的に分解掃除し始めたり。


 なんてやってたら夕方は楽しかったですね! こんなアンテナでも結構聞こえて(見えて)、コールバックもある。
 お相手いただいた皆さんの耳が素晴らしいんでしょうけど、zone14までできるんですから嬉しくなってしまいましたね。

 図は夕方のコンディションが落ちた土曜日(JST)終了時のもの。


 さて翌朝。朝食のタイミングその他で貴重なWが一局しかできなかったあと、ダラダラやってて大変なことに気づきました。(Wが一局できただけでもラッキーではありますが、それはそれとして)
 というのも、クラスタからのレポートがこちらの周波数と常にズレてるんです。なんで二つ出るんかな、なんかおかしいなと思いながらだったんですが…そうか2.125kHzズレてるんや! 今ごろ気づいたんかといわれそうですが、すでに50QSO近くやってしまってます。まずいなこれ…
 とにかくやってしまったものは仕方ない、なんとかする方法はないかと探って見つけたこちら、バンドマップ右クリックで出てくるオフセット設定をこのようにやってみてなんとか無事解決。


 そんなこんなで日曜夕方、コンディションが落ちたときの状況がこちら。土曜日の時点で月曜の現場が昼からになったと連絡があったので、時間ができた月曜の朝に最後の望みをつなぐことに。
 ところで先述のオフセット設定。なんのタイミングか分かりませんが何かの拍子にオフセットしなくなったことがあり、これは根本的にどうにかする必要がありそうと再度取り組むことに。


 本来ならFSKにすべきなんでしょうけど、そのために用意されてるEXTFSKというのを試してみるもののどうもうまく動かない。
 やっぱしAFSKでやるしかないかと引き続き調べてみましたら、ちゃぁんと本家に記述があるではありませんか。
 この通りにやってみて以降は快適に。もうAFSKで全然問題なし(多分)。


 そんなわけで確保できた月曜朝の時間帯。なんとかWをと思うんですが残念ながら全く聞こえず、日曜に比べてコンディションが良くないのかな?
 ダラダラと、もうこのまま上乗せは無理かなとまで思うぐらいだったんですが、幸いLU含むいくつかQSOできましてこちらが終了直後の状態。82q 17z 31cは自分的にはできすぎかも? ただやっぱりマルチの宝庫WとはもっとQSOしたかったですし、ここまで来たらアフリカも何とかしたかったですね。完全な贅沢、かもですが。
 初めて参加したRTTYのコンテストですが、これはこれで面白い! (今さら)。CWの時よりミスコピーされにくいような印象がありましたし、ディジタルとはいえFT8なんかと違って人間味が結構感じられました。さすがに減点は結構あるんでしょうけど。

 そんなこんなで、当初の予想以上にメッチャ楽しかったです。今のところRTTYは当分ない予定ですが、10m的には秋のWWCWが楽しみですね!

 余談:今日は現場の横にあった大きな室外機からずっとRTTYの音が聞こえてました(^^; コンテスト中は極力音量を下げてたつもりだったんですが、それでもこういうのは仕方ないんでしょうね。

コメント(6)

WW RTTYコンテストお疲れ様でした。
コンテスト中も、QSO相手の信号で参加されているのは確認していましたが、終了後のCLUSTERのSPOTを見てEUは沢山やってられたのでANTは何だろうか?ひょっとして移動?とか思ってましたが、固定のGPだったとは。
こちらでは弱かった日曜の朝のK6X*は同じ時間帯にQSOしています。地域差が4ELEとGP位あるてとこでしょうか。
もう一息、CONDXが上がってせめてW6、7は安定して聞こえるようになってほしいです。

 こんばんは、コメントありがとうございます & 事前準備を含め、コンテストお疲れさまでした。

 今回国内が全然聞こえなかった(見えなかった)のが意外でしたが、だいたいこんなものなんでしょうか。たまたまそういうコンディションだったということなんでしょうね。
 移動運用、良さそうですね。そこそこのアンテナだったらさぞ面白かったことと思います。でも相当ヘタレに成り下がってしまってまして、移動して重いアンテナを上げ、しかもそれを回すなんて馬力はもはや持ち合わせてなさそうな感じです。何しろ衣食住が揃ってるってのは代えがたいものですし(^^; でも…そう言われると、今サイクル中に一度くらいはやってみたいかも。
 Wですがあの局そのものは結構強く聞こえてまして、耳Sで559ってとこだったように記憶してます。メモしてないので定かではないんですが、ほかに2局ほど聞こえてたものの残念ながら力及ばずでした。地域差、確かにありそうですね。まぁそれを語れるほどのアンテナでは到底ないんですが(^^;;
 11月末のWWCWが楽しみで仕方ありませんね。期待しすぎるとアレかもですが。

国内は、参加局数も少なくなってるように思います。先月のWW DIGIにも参加しましたが074では多数のFT8の運用局がいても、コンテスト周波数ではパラパラですので、コンテストそのものに興味がないのでしょう。
FT8が運用可能ならばRTTYも可能なはずですが、設定がそれぞれ必要だったりしますし、人間味(手がかかる)事が楽しいと思う局も少ないのではと思います。
NA方面の地域差はGPと4ELE以上なのかもです。あの局はこちらはできるかな?と思いいつつ呼んだ位で弱かったです。8時(JST)頃聞こえていたN6の局の方が強かったのですが、結局できませんでした。

 再びありがとうございます。

 なるほどコンテストそのものへの興味がってことですね。まぁ面倒だとかいろいろ理由はあるのかもですが、コンテストの時こそQSOのチャンスがって考えてしまう(弱小局の)僕からしたら、なかなか理解しがたいことではあるのですが、嗜好の問題ですから仕方ないかもです。コンテスト中は地域差やコンディションの違いを体験できるのも面白いですよね。

 10MHz用から28MHz用にアンテナを替えて感じるのは、ひょっとしたらハイバンドの方が貧弱なアンテナでも遊びやすいのかなってところです。どっちにしても給電点が低いGPですから、大きなアンテナを上げやすいハイバンドの方が小さいアンテナで対抗するのは厳しいのかなと思ってたんですが、どうやらそうでもないのかもと思いつつありまして。そういえば昔軒先から24MHz用のアンテナをぶら下げてた時も、当時はCWのみでしたがアフリカを始め結構遊べてました。

 今日は夕方少し時間があったのでFT8をのぞいてみたんですが、先週末と違ってJAが上から下までいっぱい見える状況でした。その中で、ATNOのODからコールバックがあったのが自分的には結構なヒットでちょっと嬉しかったです。世間からはその程度で?といわれそうですが(^^;
 ただ…言っても仕方ないことですが、やっぱり耳で音を聞きながらの方が面白いのは面白いですね(今さらですが)。

昔は、弱小局でもDXCCを増やすチャンスが大きいのでコンテスト参加者も多かったと思います。現在は、FT8でも弱小局もそれなもチャンスありなのでわざわざコンテストに参加してまでと言う局は少ないのかな~と思ってます。

FT8もどこで呼ぶかという事はありますが、CWやSSBでのSPLITの様に相手の動きを想定しながら呼ぶ事に比べると、FT8ではQSOできた時のヤッタ!感が少ないように思ってます。

コンテストでの、目標設定してそれに対して結果がどうだったのか、目標達成するために、設備の充実、新たな技術や運用技術の鍛錬の繰り返しでいまだに無線をやってるような気がします。

 QSOすることそのものだけなら、確かにモードにこだわる必要はないですもんね。なんにしてもJT65からのFT8は完全に世界を変えてしまったと言うことなんでしょう。
 自宅で無線機のスイッチを入れるときも、今ではほぼFT8でごくたまにFT4ってな感じでして、あれだけCWがとか言っててこれですからあきませんわ。
 だからこそ自分的には、まだまだ機会という意味だけでもコンテストに重きを置いてますが、お話の通りどうせやるなら少しでも良い結果をといろいろ試すのがまた面白いですよね。いつまで経ってもアレ、なんて情けない状態なのが実際ではありますが(^^;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2022年9月26日(月) 22:50に書いた記事です。

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