ちょっと時間がありましたので先日のミーティングで発覚した200kHz前後の不要輻射について調べていましたら、どうもドライブ段が発振気味なことが分かりました。動作をラクにさせてやろうと供給電圧を上げたのがまずかったようです。
それで試しに以前入手していた別の(少し大きな)オーディオアンプに入れ替えてゴソゴソやってたところ、今度は誤って過大入力を放り込んでしまい、終段を飛ばしてしまいました。
写真は久しぶりに引っ張り出してきたその終段部分(三脚を使わなかったのでブレブレ)。右から二つ目が飛んでました。
構造が比較的簡単で、安価な石(しかも予備を持ってた)だったから良かったようなものの、気を付けねばなりませんね。失敗の原因というのが、AFアンプの入力に簡易的に普通のVRをツマミも付けずにつないだんですが、素手で触った時にノイズが載ってしまい、それがフルスイングしたというわけでして。早速半固定のVRに付け替え、以後は調整用ドライバで慎重に触るようにしました。
写真は摘出した石。まぁどうやったら飛ぶかが分かっただけでも収穫?(^^;;
ところでそのミーティング時に問題視されたマルチ出力の怪しいスイッチング電源ですが、やっぱしあまり良くありません。ノイズ的なことよりも、12V出力の負荷によって5V側の電圧そのものが振られてます。あかんがな…で、これもその時の予定通り入れ替えせにゃならんようです。
ソースを直接アースせずに小抵抗を通じてアースするってのは、破壊防止にならないかな。せっかくの低ON抵抗が台無しになるけど・・。
スイッチング電源のスイッチング周波数と、135kHzが近いと、トラブルの要因になりかねませんね。
どうなんでしょう…素人考えながら、グリッドを浮かすのと一緒で安定動作からちょっと遠くなりそうな気がしますが…トロ活を見直してみます。そもそも過入力防止の手だてをしていないのが今回の問題でした。ベース抵抗をもう少し小さくするのも一つの手かも知れません。
そうですね、スイッチング周波数については無用な信号を増幅する可能性が大いにあると思います。今のところC級動作のままにしていることもあり、無信号時は何も増幅していないのでさしたる影響はたまたま出ていないといったところでしょうか。バイアスをかけたりするととたんに暴れ出しそうですね。
バイポーラーの場合、エミッターに小抵抗を入れると、自己バイアスとなり、大電流を押さえる方向に
働くから・・・と適当に思っただけです。
(サムウエイのFETアンプDXV500Lも入れてあるけど、
意図は不明)
このバンドになるとほぼオーディオアンプなのでしょうか?素手で触れてフルスイングとは・・
西村さん:ちらっと検索してみたところ、AFアンプでは0.何Ω〜数Ωの抵抗が入ってることがあるようですね。ただ一般的なRFアンプでは直接接地しかないようです。本家サムウェイさんが入れているということは、それなりの理由があるんでしょうね…引き続き要調査です。
斉藤さん:なんせバッファにAFアンプを使っていますから、その成分の増幅は目的周波数よりも効率が良いわけで、ある意味仕方ありませんね。今回入れ替えたAFアンプについては、LM380よりもさらに高域の特性がかなり落ちています(それでも380より出力そのものは大きい)から、余計影響が大きいんでしょう。本来ならHPFなどを入れるべきなんでしょうが、例によってズボラ、省略しています。そもそも手抜きのためのAFアンプですし(^^)