MEMOS RS-4K 1の2


 ちらで修理した「いにしえ」のメッセージ・キーヤ、以来気に入って使ってるんですが、ちょっと不満な点もありまして。


 実はこのキーヤ、パドルと縦振れ(もしくはバグキー)の二つを同時に接続して使えるんです。大げさに言うと2入力1出力ってところ。で、せっかくですから、ほとんど使わないのにデスクに置いたままだった縦振れもつないであります。

 その滅多に使わない縦振れ、たまに金属部分に触れるとビリビリと感電するんですよね。最初は「おかしいな、ちゃんと極性考えて接続したのに(真空管機なので)」と思ってたんですが、よく考えてみたら残念ながらキーヤのキーイング出力が絶縁されてないから、ってことが判明しました。

 それで、その部分にちょうどあったスペースに


 デジットかどこかで見つけたフォトMOSリレーを載せてみました。

 これ低ON抵抗とのことなんですが、動作させてみたらON時(キーダウン時)80Ω前後あります。真空管機ですから問題ないでしょうけど、今の無線機だとキーイングしきらないかも? そう思ってちょっと多めにLEDに流してみたんですけど、今規格を見てみたらちょっと流しすぎでした(^^; 絶対定格までにはまだまだ余裕ありますけど、次箱を開けた時に修正しておこう。

 ともあれ、これで感電は無事解消しました。


 もう一つの不満は、ボタンにチャタリングが見られることです。いつもではないのですが時々発生しまして、たとえばJI3が2I3みたいな不細工なことになりますので、全部のボタンにコンデンサをパラっておきました。

 この二つで、今まで以上に快調に使えるようになりました。壊さないうちに抵抗を入れ替えておかねば。




 11/14追記 : 忘れないうちにLED側の電流制限抵抗を交換。今まで10mA以上流してたのを、ほぼ推奨値(5mA)としました。これでも接点側のon抵抗は80Ω内外で変化なし。ただしこれ、ディジタルテスタで測定した値ですので、負荷をつなぐ(=電圧をもう少しかける)と変わってくるかも知れません。いずれにしても実機で確認せねば分からないことですが、当分は真空管機でしか使わないので良しとしておきます。

 (2019年8月追記 : この6月に自宅での無線機をTS-830からTS-590に入れ替えましたが、幸い問題なくキーイングできてます。このフォトMOSリレー、安ければ『買い』ですね)

 あと、ついでに6pinのICソケットも入手してきたんですが、売り物にするわけでなく自分で使うだけなのでと思うと…交換するのが面倒に感じられてヤンペ(^^;;


 おまけ : 入手時から、なぜかパドル入力のジャックだけコモン側が接地されている普通のタイプに変えられていたので、箱を開けるついでに非接地タイプに交換しようと目論んでたんですが


 残念ながら入手したものは穴径を広げる必要があることが判明し、あっさりヤンペしてしまいました。まぁ接地されていたとしても、大勢に影響はないでしょう(半分負け惜しみHi)。


 さらに追記(^^; あくまでも精神衛生上のものですが、出力側に何の保護もないままでしたので、サージアブソーバをパラっておきました。

コメント(4)

私の手元にもこのキーが在ります。
現状は動作の確認が出来ない状態です。
何とか活用したいのですが説明書も紛失し
復旧出来るか判りません、hi

初めまして、コメントありがとうございます。

 手元に説明書がございますが、使用法が書かれているだけで、故障時の対応どころか回路図すらありませんので、残念ながら修理にはあんまり役に立たなそうです。

 ご覧の通り基本は単なるロジックICの組み合わせですので、つながっていればまず動くと思いますが、どこが悪いのか探すのは結構骨が折れそうですね。ちなみにこちらの個体は電池の液漏れによるパターンの腐食が原因で、当該部分の部品を外して清掃後ジャンパを複数飛ばして解決しました。

https://www.2333.net/~ji3kdh/weblog/archives/2015/09/memos_rs-4k.html

 なんとか無事復活されますことを願っております(^^)

早速にありがとうございます。

何とか頑張ってみます。hi

何しろ随分前の事で使い方もままなりません。

有難うございました

そうですね、書き込みにちょっと癖があるので好みのタイミングになるまで何度もトライする必要があるかも? 今となってはこれより小さくて多機能・省電力なものがいくらでもありそうですが…自宅ではいちばん気に入って使ってます(^^;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2015年11月10日(火) 22:40に書いた記事です。

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