出先で運用するときの荷物を減らすために作ったもの、試しに自宅で使ってみてるんですが。
自宅のTS-590と違って出先用のTS-50にはSWR表示がないので、チューン完了をどうやって知るか…簡易なものでいいとはいえ(市販のよりも小さいのが欲しいので)自分でSWR計を作らにゃいかんってことで、通販でいつものアルミダイキャスト・ボックスを購入したりして部品を集めてました。
ちなみにこのラジケータ、昔々オープンリールデッキの故障品から抜き取ったものでして、確かまだ小学生の頃でしたか。詳しいいきさつは忘れたんですが、これと並四トランスそれに5M-K9はまだ残ってたりします(^^; 今回できるだけ小さいものにしたいのでこれを導入、と思いつつ…
以前作ったことがあるんで問題はなさそうなものの、せっかく荷物を減らしたのにまた重いものが増えるし、進行波・反射波の切替はやっぱりかさばらないスライドスイッチにしたいけど、そうなると穴あけも面倒やし、そもそも目的を考えるとそこまで手間かける意味あるんかなぁ…
で、←こんなものをゲットして流用をとも考えたんですが、(Nコネを)簡単にMコネに付け替えできなそうなのでボツ。うーん、面倒やな…自宅やったらベランダでリレーがガチャガチャいう音聞こえるけど、現場ではなぁ。今まで通りエイヤッ、でええことにするか…
…いや待てよ、リレーの音?……!!!
我ながらこのひらめきにはコロンブスのタマゴ的な衝撃が走りましたね(自画自賛)。SWRにこだわらなくても、ようはチューニング動作の完了が分かれば良い=リレーがガチャガチャいわなくなったのが分かれば良い→つまりチューナへの供給電源の電流変動がなくなったのが分かれば良い!
そうと決まれば早速実行です。電流を見るだけなので重たいアルミダイキャストは不要、たまたま手持ちにあった樹脂のケース(TB-2)でいってみよう。
ちなみにこのラジケータはこの時の相方。表面に致命的なキズが見られますが、売り物にするわけでもないのでまぁいいでしょう。
途中をサクッと省略し、こんな感じにでっち上げ。基本的にはただ単にシャント(0.15Ω)でメータを振らせるだけなんですが、巻き線抵抗なので変なことになるのもなと各所におまじないのパスコン挿入。とはいえSWR計を仕立てることを思えば雲泥の差といえるくらい簡単なもの(^^)
さらに、せっかく電源があるんやからと(イチビって)透過照明まで装備(^^; しかしこれ、針がちょっと見づらいなぁ…透過じゃなくて正面から照らした方が良かったかな?
しかも真っ暗闇(現場環境想定)で使うと、ご覧の通り…もしかしてと最初に思った通り、黒いケースの方が良かったな。でもこの大きさの手持ちはこれしかなかったので、まぁ良しとします。
とにかくこれで(大した重量増加もなしで)チューニング動作完了が分かるようになって、無事解決…え、SWRが下がらないまま動作が終わったらどうするんやって? 実はこのチューナ、SWRを下げられなければいつまでも動いてるような感じの動作ですんで、そのあたりで判断すればいいかなと。
そもそも根本的には、そんなレトロな無線機使うなって話なんでしょうけどね(^^;
6/4追記 : せっかくですから針(白い)を照らすLEDを追加してみました。
全部バラすのが面倒なので何とか現状のまますき間に押し込もうとするんですが、それには3mmのLEDが必要→3mmは電球色しか手持ちにないので色合い的に違和感が。
しかも白いケースなので盛大に透けてしまって相当変な感じですが(^^;
まあまあ目的は達成できたように思います(現物は写真で見るより見やすい)ので、これで良しとすることにします。
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