実は少し前にこの形になってまして、やろうとしてたことがもう少しあるんですが、とりあえずいったん完成とすることにしました。
ケースは送料の方がずっと高かった計測器ジャンクの抜け殻、TS-950よりまだ少し大きいくらいのものです。
フロントパネル。上側には元々LED用に赤いアクリルが入ってたんですが、そのままでは液晶が全く見えないので、同じ厚みの透明アクリルを切り出して入れました。
下側のアルミ板部分は、キーボードが入る部分だそうで、こちらの一枚目の写真の通り元々がらんどうでした。ここは厚みのあるアルミ板(2mmにしました)を切り出すのが面倒なので、最寄りのホームセンターへ納品していらっしゃるこちらへ、大きさを指定して直接注文・購入しました。(なんたる横着!)
右下にギリギリ写っているのは、Keyジャック(電鍵入力)です。
液晶表示の不要な文字列を隠すため、とりあえず厚紙のエスカッションを間に入れました。
写真が下手でよく見えませんが、暗めにしたバックライトもちゃんと機能してます。
メインダイアルのノブは、KB-1に付け替えて余ったTS-830用、しかしアルミ地のままのところでは不細工ですねぇ。まわりのリングがあれば多少マシかも知れませんが。
右下のボタンは「SEL」という機能のものでして、使用したDDS発振ユニットの仕様で電源投入直後は必ずカーソルが1Hzのところにあるので、仕方なく取り付けています。
こちらはフロントパネル左側。上のアクリル部分にはメータやランプなどを入れるつもりで、そのまんまになってます。
下側は電源スイッチ、これはこの時のものです。
その部分を内側から見た写真です。いかにも「まだ製作途中」という感じですねぇ。
できればここにシーメンスキーもつけたいなと思いながら、細い穴あけが面倒で保留中(^^;
こちらは右側面、空気取り入れ口です。
他にもある細いスリット部分は、やっておきたいと思いつつ今のところ目張りしてません。
こちらは左側面。同様に目張りはまだしてません。
ところでさすがに計測器とあって、便利な取っ手がついています。さほど重くないのですが、お陰で持ち運びはだいぶラクです。
一方少し問題もあって、それはこの茶色部分の塗装なんです。あちらの品物に時々見受けられる、いつまで経ってもネチネチしたやつ、あれなんですわ。これはもう剥がして再塗装しか道はないんやそうで、そんな面倒なことはもちろんヤンペ。
こちらはリアパネル。
向こうに見えるのは吹き出し方向にセットしたファンで、AC200V用の静音タイプのものをAC100Vで運転してさらに静音化。そよ風程度ですが今回の目的では充分な仕事をしてます。この程度のセットでやかましいのは嫌なので。穴やファンガードは、元々ケースにあったものをそのまま使いました。(というより、そこを起点にして配置を考えた)
ファンからこっちは、元々穴がたくさんあったのでフロントパネルと同時に大きさ指定して購入したアルミ板(こちらは1mm厚)を貼り付けました。慣れないシャーシパンチでずぼらな穴あけしたのでズレがひどいですから、写真を拡大しないで下さい。Mコネには送信アンテナを接続、BNCには受信機を接続します。他に受信アンテナを接続するコネクタや、送受切り替え接点を出そうと思ってたんですが、是が非でも必要というわけでもないので保留となってます。
内部全景。元々シャーシがなかったのでちょっと工夫している部分もあります。
ご覧のように、スペースの大半を電源とLPFが占めています。
まずはDDS発振器部分。
液晶表示部の固定が気に入りません。高さに余裕がなくて無理矢理、という状況です。
こちらは反対側からの写真。
手前のラグ板は、セミブレークインの時定数を持たせた送受切り替えリレー駆動部分です。ここそのものをあとから追加したためベースのアルミアングルの長さが違うのも、ちょっと気に入りません(といいながらやり直す気はさらさら無し)。ちなみに後述する事情があって送受切り替えリレーをAC100V制御にしたので、そのリレーはSSRで駆動しています。SSRは初めて使いましたが、今のところ何も問題は起きていないようです。
こちらは緩衝増幅部。LPFとともに、電力増幅部の放熱板の空きスペースに載せました。結構発熱するので、空気取り入れ口に一番近いところに配置してます。
こちらがその電力増幅部。ほとんど熱くならない放熱板よりむしろ伝送トランスを冷やす必要があるので、その部分をわざと狭くしたこんな位置関係にしてみました。
こちらは電源部。10mmの角パイプと2mm厚のアルミ板で簡易シャーシを形成し、そこに載せています。下に見えるLPFに近い方二つが24V6Aで、直列にして48V6Aとしています。35〜55V程度まで変更可能で、ちょっと不便なのですが出力(空中線電力)はこの電圧で調整することになります。その気になれば片側だけでの運用も簡単な配線替えだけで可能で、その時はここから18〜27Vを出力することになります。
フロントパネルに近い方の茶色い基板の電源は、DC12V1.5AとDC5V6Aの電源です。5VはDDS基板と液晶モジュールへ直接給電(つまりDDS基板の三端子レギュレータは撤去)し、12Vは緩衝増幅部のみに給電しています。実はこうしたのは、緩衝増幅部を少しでもラクにしてやりたかったからで、少し触って12Vは17Vくらいまで上げてあります。
まだあまり運用実績はありませんが、ここに使ったスイッチング電源による受信側へのノイズは、幸いにも今のところ感じられません。
あまりお見せできたものではない、リアパネルの裏側。
そのようなわけで、電圧を変化させることがないのはDC5Vだけなので、送受切り替えリレーには入手しやすいAC100Vのものを選択したのでした。
元ケースに敬意を表して、元々貼られていたうちの一枚を見えるように貼り直してみました。
さすが!!! 私の方は試作状態のままです。
年内には格好だけでもと思ってますが どうなるやら。
いやー、持ち運びを考えるといつまでも中途半端では余計なとこまで壊してしまいそうなので、飽きが来んうちにフタまでしてしまいました。
えぇ、年内に1QSOくらいはやっておきたいものであります…が、まぁそこは「ボチボチ」まいります。
アルミ板を任意寸法に加工してくれるのは良いですね。ちなみに、ワタシのアンプにも多用したメッシュも含め、ホームセンターで購入したのは全て、その久宝金属製でした。
大きなケースなので、単独でも使えるよう、ついでに受信機も組み込みたくなりませんか?
たったこれだけの注文でもすぐ対応して下さいましたし、送料も良心的で良かったです。これだけの厚みと大きさですと、穴あけ程度ならいいですが、長い直線を切るのは骨の折れる仕事ですもんねぇ。曲げ加工とかヘアラインなんかもお願いできるかも知れません…どんだけ言われるか分からなかったのと、そこまでこだわることもないわと思ってやめましたが。
うーん受信機ですか…そこそこ満足できるようなものにするには一筋縄ではいかないような? 確かにせっかく送受別々にfが設定できるDDSユニットですから、単なる発振器としてだけに使うにはもったいない感じはしますが、例の製作もありますし、今後の課題ということで。
その例の製作ですが、先日ボチボチ続きをと思ったら、部品の一部をどこへ置いたか失念してしまってました(^^; 発掘作業から再開せにゃなりませんわ。
相変わらずのスゴ腕ですね。立派に売りに出せるレベルと思います。売りたくはないでしょうけど。
うちにもHPの同じぐらいの大きさのケースあります、中身も全部詰まってますが、、、もしご入用でしたら嫁にもらってやってください。邪魔でしかたがないので。
いやいや、間近で見ると手抜きの集合体です。それと…大変申し訳ございませんが、そのお話は辞退させていただきます。これ一つでも相当かさばってますので(^^;; で、念のためにお伺いいたしますが、ものは何ですか?(辞退するんとちゃうんかいな)
今確認しました。
顔が良く似てるので勘違いしてました。HPではありません。
FM AM GENERATOR
MSG-2784
MEGURO ELECTRONICS
と書いてあります。
ホームページはありますがズバリの型名は見つかりませんでした。
http://www.meguro.co.jp/company/index.html
なんとまた面白いものをお持ちなんですねぇ。ちらっと検索してみた限りでは見つけられませんでしたが、型番からいくとだいぶグレードの高いもののよう? でもFM/AMチューナでも作らない限り、そのものとしての出番はなさそうですね。高性能のワイヤレスマイク代わりにはなるかな? あ、せっかくお書きいただきましたが、ご辞退申し上げるのに変わりはありませんでしてスミマセン(^^;
ちなみにこちらの箱は、元々ファンクションジェネレータ?いろんな波形の発振器?だったようで、シールドもそれほど厳重ではありませんでした。
ええ、とある某ナニからアレしたものでして(全然わからんが)、動作はするらしいけど動かしたことはありません。
辞退りょうかいです、そのうち気が向いたらって、向かんか!
hpのファンクションジェネレータだったら結構高価なものだったでしょうね。
このケースを入手する前でしたらあるいはお願いしてたかもですが…あ、ひょっとしてリニアアンプのケースにするとかはどうでしょう? 1kWクラスなら、電源込みでちょうどいいかも? いや、ワタクシは腰に優しく電源別体を考えてますのですが。